皆さんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。
日本人の約840万人が抱えているという片頭痛ですが、患者全体で見ると女性は男性の約4倍、特に30代、40代女性で片頭痛に悩まされている人が多いと言われています。
片頭痛の認知度は高まっていますが、いまだに本人も周囲も「たかが頭痛」と思っている人も少なくなく、病気という認識がなかったり、市販の鎮痛剤で対処したりする人が多く、医療機関への受診率は約30％にとどまっているそうです。
また、病院で検査をしても異常を見つけられず、「特に問題ありません」と言われ薬だけ処方され帰宅することになります。
ところが実際には片頭痛を抱えている人の72％の人が日常生活に支障をきたしているそうです。
片頭痛による職場での経済的損失は想像以上に大きいと考えられていて
・ガマンして仕事をするが、生産性が極端に低下している
・出勤はするが生産性・能率が極めて低い
・ときどき欠勤する
という声が多く、1人あたりの経済的損失は年間25万円になるという、ある会社のデータもあるそうです。会社にとっても日本経済においても大きな損失を与える片頭痛は「社会問題として考えていかなければいけない問題かもしれませんね。
また日常生活への支障を調査すると、身体的なツラさだけでなく
・次に来る発作が不安になる
・人との約束を遠ざけてしまう
・周りの人の理解が得られない
など、精神的な負担を抱える人も多く、これまで周囲に頭痛の苦しみを吐き出せなくてつらい思いをしている人も多くいます。
頭痛で悩んでいることを周囲が理解することも頭痛持ちの人にとってはストレス緩和の一役を担っています。
たかが片頭痛と思わず、本人も周囲の人も正しく理解して対処することが大切ですね。
