皆さんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。
寒暖差が大きい日が続くと、頭痛やめまいなど体調を崩しがちになってしまいますよね。
こうした不調の原因の一つに自律神経の乱れが上げられますが、そんな時におすすめなのが耳を温めることです。
最近は気温差が激しいことや昔に比べて一定の温度に保たれた室内で過ごすことが多く、外出した時の温度や気圧の変化に体が対応できなくなっているのも、めまいや頭痛などが多くなっている原因と考えられています。
動脈と静脈をつなぐ血管は、手足の末端や耳などに多く存在していて、この血管を温めて熱を放散させることで、深部体温を下げることができます。
耳を温めることで深部体温を下げ、さらには、皮膚温度を上げて深部体温との差を小さくすることが、リラックスや快眠につながります。
また、耳介(じかい=外側に張り出している部分)には、自律神経、とくにリラックスに関係する副交感神経が豊富にあります。東洋医学でよく使われるツボも、耳介に集中しています。
耳の温め方として単純な方法ですが、両手で耳を覆うことでも温かく感じると思います。
寒い時期はニット帽や耳当てなどで耳を冷やさないようにするといいでしょう。
リラックスしたいときは蒸しタオルで耳を5~6分程度覆うと気分が落ち着きます。
さらに耳をひっぱったり、触るだけでもリラックスできると思うので、仕事や家事の合間にやってみてください。
コロナ禍でリモートワークや自宅で過ごす時間が多くなった分、耳は疲れやすくなっていると考えられます。
長時間、音楽、映画やゲームなどでイヤホンを使用する機会や時間が増えていませんか?
自然に流れている音を聞くのとは違って、イヤホンを使ってしっかりと集中して聞こうとすると、耳への負担も大きくなってしまいます。
また耳だけでなく脳を疲労させてしまい、耳が疲れてしまうことで、めまいなどの不調や症状が出てしまいます。
さらに聴覚は、眠っている間も、危険性を察知する感覚として、嗅覚と同様、休息することがなく、耳は疲労が蓄積しやすくなっています。
耳を引っ張るなどしてリラックスさせたり、スマホやパソコンを長時間使ったりするのを見直して、乱れた自律神経を整えるよう心がけてみて下さい。