皆さんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。
今年の冬はコロナとインフルエンザの同時流行が懸念されていますが、熱が出た時に解熱鎮痛薬としてロキソニンやカロナールを使う方も多いと思います。
では、この二つの違いをご存知ですか?
解熱鎮痛薬は大きく分けると、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症剤)に分類される解熱鎮痛薬とNSAIDsに分類されない解熱鎮痛薬に分けられます。
ロキソニンはNSAIDsのひとつで、解熱・鎮痛にはロキソニンと考える方も少なくないのではないでしょうか?
そしてNSAIDsに分類されない解熱鎮痛剤がカロナールなどのアセトアミノフェン製剤になります。
カロナールは、ロキソニンなどのNSAIDsと比べると一般的に鎮痛作用はやさしめですが、インフルエンザの時に使っても、インフルエンザ脳症が起こる危険が少なく、比較的安全に使用できて、子どもや妊婦にも使えます。
カロナールの鎮痛効果は一般的なNSAIDsと比べるとやさしめなので、痛みが強い場合はロキソニンなどのNSAIDsがより好まれる傾向があるかもしれませが、NSAIDsは小児に適応がない薬も多いため、一般的に子どもにはカロナールなどのアセトアミノフェン製剤を選ぶ必要があります(ロキソニンは15歳未満の小児への適応がありません)。
副作用としてロキソニンは主に胃腸障害、カロナールは(頻度は非常に稀とされていますが)肝障害などがあります。
どのような薬を選べば良いかは医師や薬剤師などの専門家に相談して自身の体質・症状などに適した薬剤を使うことが大切ですよね。