お腹が空くと頭痛になる?

皆さんこんにちは。倉敷市の頭痛専門そら整体院の小坂です。

 

 お腹が空くと頭痛が起こって困っていませんか?

まず「空腹」と「空腹感」の違いを理解しておく必要があります。

 

空腹は、実際に胃の中に食べ物が入っていない状態のことです。

胃に食べ物が入っていないのでお腹が空いていると感じるのは当然ですよね。

一方で空腹感というのは、胃の中に食べ物が入っているのか入っていないかに関係なく、

脳が空腹だと判断している状態です。

 

つまり、空腹は胃に食べ物が入っていないと脳に情報を送って、脳が空腹であることを理解しているのに対し、空腹感とは脳が独自の判断で空腹だと思い込んでいる状態です。

それではどうして脳は胃の中に消化物があるか判断せずに空腹だと思い込んでしまうのでしょうか?

 

それは、血糖値が関係していて、血液中のブドウ糖の量が減ることで脳が「今は空腹なんじゃないか?」と思い込んでしまいます。

そして、お腹が空いたときに頭痛がするのはこの低血糖の状態が影響しているんです。

 

血糖値が低い状態だと脳が空腹感を感じてしまい、ストレスを受けます。

このストレスによって頭痛が引き起こされてしまう可能性があるそうです。

 

空腹感を感じると、血糖値が下がり、この低血糖状態を改善しようとアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。

 

お腹が空いた → 血糖値が下がる → 頭痛が起こる → 急にたくさん食べる → 血糖値が上がり過ぎる → 血糖値を下げようとする → 頭痛が起こる、といった悪循環を起こしてしまいます。

 

空腹時の頭痛予防として、お腹が空いているときは、血糖値をゆるやかに上げるような食事の仕方が大事です。

糖質が含まれているものは、あとにして、先に野菜やスープなどをいただきます。

血糖値がゆっくり上昇することで、インスリンが分泌されることを防ぐことができます。

野菜や水分などでお腹をなじませて、お肉やお魚などを食べてタンパク質を摂取たあとで白米や麺類などに手をつけてゆくと良いそうですよ。